ガソリン臭の原因とは
一般の自動車のほとんどはガソリンを燃料として用いており、常に給油を行なった状態で自動車を走行させています。ガソリンを給油すると自動車の後方部にはフューエルタンクが付いており、そこに一時的に貯めておきます。
フューエルタンク内では気化したガソリンが充満しますが、それはパイプを通じてチャコールキャニスターという装置に流れる仕組みになっています。エンジンがかかっている時は、それを自ずと吸気して燃焼するので問題はないですが、停止中はそのチャコールキャニスターによって吸着して異臭を発生しないように大気中に放出する役目を担っています。
自動車を乗っている時にガソリン臭がすれば、このフューエルタンクからチャコールキャニスター、エンジンまでの間の燃料が通るパイプに何らかの異常があると考慮した方が良いです。よくあるケースとしてはパイプのどこかに亀裂が出来て漏れているケースです。
それを見つけるためには、自動車の下部を見ればガソリンが液漏れしていることもあり、容易に見つけることが出来ます。またチャコールキャニスターは臭いを吸着する機能が存在しますが、それが経年劣化により機能が落ちた可能性もあります。
機能が落ちるともちろん、臭いもエンジンルーム内にこもることがあります。そのため、チャコールキャニスターを新品に交換すれば解決されることも多いです。